農家を法人化させるメリットとは?|東京の農家ならお任せ下さい。

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Q

農家を法人化させるメリットとは?

質問 大学を卒業してから10年以上東京でサラリーマンをしていましたが、田舎に戻って実家の農家を継ぐ決意を固めました。
これまでは農家になるつもりはこれっぽっちもなかったですが、最近では農園などを法人化してかなりの儲けを出している若手経営者も増えていることを知り、それなりの農業経験がある自分なら十分に大儲けできる可能性が高いと踏んで会社を辞めることを決めました。
農家を法人化させることで得られるメリットにはどんなことがあるか教えてください。もしデメリットがあれば、それも併せてご回答ください。

yajirusi

A

法人化して負担が大きくなるケースもあります

農家を法人化させると、事業主への課税が軽減されたり、報酬の給与所得化によって所得者は給与所得控除を受けられたりなどのメリットを得られます。
定率課税の法人税の適用、使用人兼務役員賞与の損金算入、退職給与などの損金算入、欠損金の7年間繰越控除などの利点もあります。
さらに、農業協同組合法に則って創設された法人である農地所有適格法人の場合は、特例として事業税が課税されません。その他にも、農地所有適格法人の場合は、農業経営基盤強化準備金の適用を受けられます。
ただし、所得の少ない農家が法人化することで、負担が大きくなるケースもあります。
個人経営なら所得税などは課税されませんが、法人経営ではたとえ利益がなかったとしても最低限の地方税を負担しなければいけません。
法人化しないと儲けられないわけではないので、置かれた状況をよく考えて行動しましょう。